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小麦の魅力は悪魔の魅力【アレルギーで避けるものシリーズ③】

 

最近はグルテンフリーが注目されることになって、小麦を控えている人も多いのではないでしょうか?

 

 

私が小麦を避けた方がいいと思うのは、品種改良されて、不自然な小麦になっているからです。

ここから特に注意した方がいいポイント4つについて話していきます。

 

①血糖値の急激な上昇

小麦に含まれるでんぷん質『アミロペクチンA  』はとても消化が早いため、直ぐにぶどう糖に変わり血糖値を急上昇させます。


そうすると身体が血糖値が高すぎて危険だ!と判断し、インスリンを出して血糖値の上昇を抑えようとします。

 

このようにインスリンにより急激に血糖値が下がった身体は低血糖を引き起こします。

これを繰り返していくと、常に血糖値が低くなり機能性低血糖症につながります。

 

小麦をよく食べていた時、これがすごく思い当たります。お腹空いてくるとフラフラになり、何か食べなくては身体が動きません。そして慢性的な疲労が抜けないのです。

 

何度も血糖値の乱降下を繰り返し、低血糖症になっていたのでしょう。

パンを食べると2時間もすればお腹が空くのはこんな理由です。

 

詳しくはこちら→小麦による体調不良

 

②グルテンによる中毒性

小麦を控えてみて分かるのが、めちゃくちゃ依存性が高いことです。アルコールや砂糖と同じくらい強い欲求が起こります。
ついついパンを買ってしまう。ラーメンがやめられない人は多いと思います。

 

グルテンは分解される途中で『グリアドルフィン』というペプチドになりす。

このグリアドルフィンは腸で吸収されて脳に運ばれると『オピオイド受容体』と反応して脳内モルヒネとして作用します。

 

つまり麻薬用物質と同じですから、やめられないのも、やめるのが苦しいのも当然です

小麦による幸福感はまやかしなんです。

 

③グルテンによる炎症

小麦のタンパク質であるグルテンは、そもそも消化されにくく、腸の中に張り付いて留まり、粘膜を弱めてしまいます。

こうして粘膜が弱まったことで腸に炎症が起こり、腸内環境を荒らします。

 

またグルテンの中の『グリアジン』は腸の守りの機能であるタイトジャンクションを緩めてしまいます。
そうすると免疫機能がきちんと働かなくなり、悪いもの(毒素、ウィルスなど)も選別されずに入ってくるようになります。 

 

こういった炎症は腸だけの問題ではなく、アトピーや自律神経失調症、倦怠感など様々な症状で身体全体に現れてきます。

 

とにかく炎症が治らないと、どんな手を打っても意味がないということです。

 

詳しくはこちら→腸内環境⑤ 小麦(グルテン)

 

④輸入小麦の農薬

日本の小麦は約9割を輸入に頼っています。
多くはアメリカやカナダからの輸入です。

アメリカやカナダでは小麦や大豆に除草剤であるグリホサートを散布しています。

 

現代の小麦は品種改良により、実っても穂から種が落ちないようにされているため、収穫前に穂についたまま発芽してしまうことがあります。

 

種は発芽すると成分が変わってしまい、小麦粉として使えなくなるため、収穫前に除草剤を散布して小麦自体を枯らしてしまうことで、発芽を防ぎ、効率よく収穫することができます。

 

また植物体を枯らすことで、収穫適期を人工的に作り出し、刈り取りやすくしています。

 

この除草剤の成分『グリホサート』が問題です。発がん性があると問題になり、世界各国で禁止や規制が進められるようになりました。

 

世界中でグリホサートが余るようになった結果、輸出用の作物にグリホサートが使用されるようになりました。

 

今やグリホサートの残留農薬がある作物が大量に日本に輸入されています。

 

2017年には厚生労働省によって残留農薬基準が大幅に緩和されました。小麦では5ppmから30ppmに増加し6倍となりました。
禁止や規制が進む世界とは真逆の方向に進んでいます。 

 

詳しくはこちら→国産小麦に切り替えたわけ【グリホサートの危険性】

 

このように小麦には様々な問題があります。
こういった現実を受け止めつつ、何を選ぶかというのは一人一人が決めることができるのです。

もし不調が出ている人は1〜2週間小麦を抜いて調子を観察してみて下さい。

 

 

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