食物アレルギーの中で、即時型と呼ばれるものは、とても分かりやすく、食べるとすぐに蕁麻疹が出たり、1〜2時間くらい経って腹痛や下痢になったりします。
みなさんも一つくらい身に覚えがあるのではないでしょうか?
それに引き換え、遅延型の食物アレルギーは、すぐに症状が出ずに、長く積み重なることで徐々にその症状が現れてきます。
これがとても分かりにくいので、いつの間にか慢性的な不調を引き起こしたり、イライラしたり、気分が悪くなったりします。
また、自分はそういう体質だと思って、違う病気のアプローチをすることで、より原因がわからなくなり複雑化します。
私はこの遅延型食物アレルギーに長い間気づかず、苦しい思いをしてきました。
なんでいつも体調が悪いんだろう?
なんでこんなに苦しいんだろう。
みんなは元気なのになんで私だけ?
きっとそんな人はたくさんいるのではないでしょうか?
何が原因かわからず悩み続け、様々なことを試した経緯を以前の記事でも書きました。
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遅延型食物アレルギーの存在を知らない人も多いかもしれません。
なぜなら今の世の中は食事が、いかに美味しいか、いかに手軽に食べられるか、いかに見栄えが良いかが重要視されているからです。
また、それとは別にCMや広告では薬やサプリメント、機能性食品がたくさん紹介されています。
食事では快楽を追い求め、何かトラブルが起きれば薬やサプリメントで解決しようとします。
私はこの食事とトラブルが切り離された考え方に疑問があります。
トラブルが起こっているのであれば、そういったアイテムを手に取る前に、どうしてその症状が現れているのかを見ない限り、焼け石に水です。
一般的に良いとされている健康食品や発酵食品でも、人によって合わないものはたくさんあります。こんなものが?と思うものもあります。
そういったもので手っ取り早く何とかしようとするのでは無く、『そもそも何か合っていないものがあるんじゃ無いか?』と疑問を抱くこと。
そこが体調不良の根本的な解決への道になります。