前回の続きです。
私の人体実験によるアレルギー食材探しの終着点は『お米』でした。
これが分かった時『まさか!』と思いました。
実家は兼業ではありますが、お米を作っていましたし、小麦にアレルギーがあると分かってからは米粉などで代用していました。
それなのにまさかの『お米』です。
最初は半信半疑でお米を除く食事に切り替えました。もうかなりの食材を人体実験で試していましたので、残るはお米くらいしかなかったのです。
アレルギー食材もたくさんあったので、『お米が食べられなかったら、一体何を食べたらいいんだ!』という気持ちもありました。
その半信半疑の実験も、日を追うごとに、体調や肌がみるみる良くなっていくのを見て、確信せざるを得ませんでした。
『私の謎の体調不良の原因はお米だったのだ!』と。
お米だけでは無く他の食材もたくさんアレルギーはあったのですが、何せ他の食材と違いこれは主食です。
毎日2〜3食は必ずお米を食べていましたし、摂取している量が段違いに多いのです。
遅延型アレルギーとはいえ、それをず〜っと食べ続けていたら、それは体調不良にもなるでしょう。
物心ついた時から体調が悪かったのも、お米が原因なら納得せざるを得ません。
そこからオセロがひっくり返るように、肌質が変わり、嘘のように体調が良くなり始めます。
まず顕著に変わったのは肌でした。
今まではどんなに他のアレルギー食材を除いても、小さなプツプツが顔や背中、デコルテに出ては消えを繰り返していました。それがが綺麗に出なくなりました。
肌質も変わってカサカサ、ザラザラしていたのが、もっちりしっとり、スベスベして弾力のある肌になりました。
また、肌自体が薄く傷つきやすかったのも、しっかりと肌に厚みが出て、揺らぎにくく安定したのが感じられました。
これにはびっくりしました。今までは何だったのかと思いました。10代の肌よりも全然今の方が美しくなりました。
次に頭皮です。頭皮にもニキビのような小さなプツプツが出来ていたのが全く無くなりました。
毛穴の詰まりも無くなって、髪の毛がしっかりとして密度が濃くなり、ボリュームもでてツヤツヤです。
そして体臭です。10代、20代では感じられなかった体臭がするようになり、すごくイヤでした。特に梅雨の時期は憂鬱で気になって仕方ありませんでした。
ところが不思議とそれが全くしなくなったのです。今では梅雨であろうが、真夏であろうが、何のケアもしなくても快適にすごせます。
それと並行して、体調はみるみる良くなりました。
慢性的なだるさがなくなり、頭にモヤがかかったような感じから、スッキリと晴れ渡るようです。
お腹の調子は既にだいぶ良くなっていたのですが、更に調子が良くなっていきました。
この結果を見て私は思いました。
全ては繋がっていたのだと。
髪の毛だとシャンプー、ヘアクレンジング、マッサージ。
体臭には制汗剤や汗拭きシート。
便秘にはヨーグルトや食物繊維、便秘薬やサプリメントなど。
身体の不調にはサプリメントや市販薬などと、それぞれ対応することはできますが、結局のところ対症療法なんですよね。
ごまかしはできるかもしれませんが、根本解決にはならないということを、この一連の回復を通して痛感しました。
何かトラブルがあるのは、単なる体質や病気では無く、正常に機能していない部分があるということです。
それを正常に戻すことが健康や美肌に繋がります。
身体の調子が悪いと、様々なことにイライラしていたのがわかります。
他人と比較しての不平不満、辛さ、惨めさ、あらゆる吐き出しどころのない感情が渦巻いていました。
それは健康になった今だからこそ、言えることであり、渦中ではそんな余裕すらありませんでした。
こんなにも楽な状態を知らなかったのです。
10代〜20代の私は、身体や心の中がヘドロのようにぐちゃぐちゃで混沌としていました。
それを少しずつ少しずつ掃除して、綺麗にして今があります。
訳が分からず、苦しくてたまらなかった時を乗り越えてくれて本当にありがとう。
あの辛かった私が何より愛おしく思えます。
今の私は身体も心も、清涼な風が吹き通るようにクリアで清々しくなっています。
これまで何十年と胃腸に受けてきたダメージが、ニキビ跡、シミ、毛穴の開きなどとしてありますが、それが直ぐに無かったことになるわけではありません。
でも新たにできない、たまに出来ても直ぐに治るというのは本当に嬉しいことです。
毎日、こんなにも不安や不快感無く過ごせること、健康で綺麗な肌でいられる日が来るなんて思ってもみませんでした。
私の想像以上の願いを叶えてくれました!
これからは受けたダメージをどれだけ回復していけるか実験を重ねていきたいと思います。
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