前回までに、体調や食生活の変化について書いてきました。ここからは日用品編です。
食事以外に私が特に注意したものが、シャンプーやボディソープ、化粧品、そして洗剤です。
その中からまずは洗剤について書いていきたいと思います。
衣類やシーツなどは直接肌に触れますから、もちろん影響があるのですが、それでも食品や化粧品、シャンプーに比べると影響は少ないと思います。
ですが、これを食品の次に持ってきたのは、大きな疑問があったからです。
なぜ一般的に使われている洗濯洗剤や食器洗い洗剤は海や川を汚す界面活性剤が使われているのか?
カビ取り剤や塩素系漂白剤など、到底自然では無い強力な洗剤たち。
そんなものが本当に毎日の生活で、当たり前のようにジャブジャブ使う必要があるのだろか?
スーパーには細かく用途わけされた洗剤が何本も並んでいます。私はあれを見ると寒気がします。
たくさんの家庭で使われて、それが排水となって川を流れることを思うとゾッとするからです。
私たちが食べている野菜や魚、果物たちは全ての水の循環の中で育まれています。
出したものが返ってくるのが、宇宙の法則です。
人間の独りよがりの都合はいつか返ってきます。
地球は循環しています。
私が合わない食品により不調が出たように、地球も循環が滞ることで、あらゆる不具合を抱えています。
水だけでは無く、生活に関わる事全てが連動しています。
便利さの恩恵をたくさん受けて、現代生活に慣れているは私も同じです。
なので、微々たるものですが、できる所から環境に負担の少ない生活をしたいと思っています。
私も以前は合成洗剤を使っていました。
そこから徐々に洗濯石鹸などに変えていきました。
それに慣れると、柔軟剤の不自然な香りや手触りがたまらなく苦手になり、わざわざ使おうと思わなくなりました。
ただ、洗濯石鹸やその他のナチュラルな洗剤は環境には優しくても、いろいろと使い辛く、いろんな種類を試してみましたが、気にいるものがありませんでした。
洗濯石鹸は、溶け残りがあったり、黒い服に白い跡が残ったりと、液体石鹸、粉末石鹸共に使う度にストレスがありました。
また、マンション住まいだった私は部屋干しをしていましたので、生乾きの匂いも気になったのです。
そうして、長らく探していたところに、洗濯洗剤ではない、ものすごく良い物を見つけたのです。
それが『過炭酸ナトリウム』です。
過炭酸ナトリウムといえば、漂白剤や洗濯槽クリーナーやパイプクリーナーとして使われているものです。酸素系漂白剤になります。
強力に汚れを落とせますが、使った後は、水・酸素、炭酸ソーダに分解され、有毒な成分が出ない優れものです。
実はこれ衣類の漂白剤としてだけで無く、普段の洗濯洗剤として使えるのです!
汚れ落ちはもちろんよく、水にもすぐ溶けるため白残りしません。お湯の方が効果を発揮しますが、水でも大丈夫です。
除菌効果もあるので、部屋干ししても臭わないのが嬉しいところです。
これで洗うと、洗い上がりがスッキリと本当に気持ちが良いのです。
過炭酸ナトリウムだけだと、タオルのパリパリが気になる場合は、すすぎに柔軟剤の代わりにクエン酸を入れると、洗濯物がふっくらします。
毎日の洗濯に使うと、洗濯槽まで綺麗になりますから、洗濯槽の掃除は必要ありません。
何せ洗濯槽クリーナーとして販売されているものですから。
洗濯槽の汚れも、何でつくのか不思議じゃないですか?
汚れを落とす洗濯をしているはずが、洗濯槽の汚れに繋がる。
洗剤や柔軟剤はそれだけ物に付着して残るものなんです。
カビと雑菌の宝庫になりますし、衣服にも洗剤や柔軟剤が残っているということです。
こういった構造はよくあります。
適切でない物を使ったり、余分な成分が入っていると、違う不具合が起きて、またそれに対処しないといけなくなる。
さて、本当の原因はどこにあるのでしょうか?
そもそも使う洗剤を変えればいいですね。
こういったことが、医療や美容や化粧品やあらゆることで見られます。
『そもそもそれは本当に必要なのか?』
私はいつもそこに立ち返ります。
過炭酸ナトリウムがあると頑固な油汚れに重曹よりも良く働いてくれますし、洗濯にも掃除にも大活躍です。
掃除の用途によって、過炭酸ナトリウム、重曹とクエン酸を使い分ければ、この3つで十分だと思います。
あとは、食器洗い用に液体石鹸があると便利なくらいでしょうか?
用途別の洗剤が必要なくなります。
本当にシンプルで、安全で、1番効果が高くて、リーズナブルです。
【洗濯】には過炭酸ナトリウムとクエン酸。
ただそれだけ。
一つの用途に限定されず、汎用性があるのが最大の魅力です。
食べられるくらいの安全性が、赤ちゃんだけでは無く、大人にも必要だと思います。
私はいつもシンプルな中に真理が入っていると思っています。
自然を見ていると、何も足さなくともそれだけで完璧だからです。
人間も自然の一部です。
快適に生きていくのに、人間にだけあれもこれも必要とは思えません。
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