前回のタンパク質の続きです。
今回は卵と植物性タンパク質についてです。
卵は生物価が1番高い
タンパク質で忘れてはいけないのが卵です。卵はアレルギーの人もいるので、そういった人は食べられないのですが、タンパク源としては1番優秀なので、食べられる人は食べてほしい食材です。
アミノ酸スコアはもちろんのこと、生物価が1番高く、身体を修復するにはもってこいの食材です。
腸が弱っている人、炎症がある人にはぜひ食べてほしいと思います。
アミノ酸スコアは必須アミノ酸がどれだけ満たされているかを算出したものです。
生物価は摂取したタンパク質のうち、どれくらいの体内に吸収されるかを表しています。
卵はアミノ酸スコアが100で生物価も100です。
昔は卵は1日1個までとか言われていましたが、もはやそんな事はありません。
1日2個以上は食べたいところです。
くれぐれもアレルギーの人や、卵が合わない人は気をつけて下さいね。
植物性タンパクは反栄養素に注意!
肉や魚が食べられない人は、植物性タンパク質を主体にしている人もいると思います。
植物性タンパク質は動物性タンパク質に比べて、アミノ酸スコアが低いため、吸収がどうしても落ちてしまいます。そこを踏まえて補っていく必要があります。
また豆のところでもお話ししましたが、タンパク質の多い豆やナッツや穀物は、反栄養素のレクチンやフィチン酸、サポニンが多く含まれています。
そのままでは、消化、吸収が難しく、腸に炎症を起こしやすいので、アレルギーのある人や腸が弱い人は特に気をつけなければいけません。
発酵、発芽、浸水、加熱などを組み合わせて、出来るだけダメージを減らして取り入れることが大切です。
豆類やナッツ類の中でも、レクチンなどがそもそも少ない食材、自分に合った食材を選ぶのも必要になってきます。
調理法や食材ともにきちんと選んで、負担にならない方法を取り入れてください。
動物性タンパク質、植物性タンパク、両方が大切ですので、例によってタンパク質もランキングにしてみてください。
①1番影響が無くて、毎日食べられるもの。
②①ほどでは無いけれど、毎日1食くらい食べても大丈夫なもの
③たまに食べるくらいは大丈夫なもの
④楽しみのためにごくたまに食べる物
⑤出来れば避けたいもの
どんな食材でも自分との相性が1番大事です。
栄養価よりも、まずは身体に負担にならないものから。それをベースにして、楽しみとして食べる食材も加えていって下さい。
タンパク質でも自分に合っているものを見極めていきましょう。
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